じんましんの基礎知識

じんましんで出来る斑と水泡

じんましんによって出来る斑とは、まだらやぶちのことです。
皮膚の症状は、皮膚の表面の色が変化します。

斑は、1つではなく症状により複数同時に発生することもあります。また、斑は色によって分類されます。

紅斑(こうはん)とは赤くなっている斑のことを言います。
指で強く押すと一時的に消え、再度赤くなります。これは一過性の血管拡張によって起こるものです。

紫斑(しはん)とは紫色の、斑のことを言います。出血によって起こるもので、紫斑は指で強く押しても消えません。

白斑(はくはん)とはメラニン色素が減少して起きます。正常の皮膚よりも白い部分を指します。
白斑の原因は、メラニン色素の出血や増加による色素沈着が挙げられます。


じんましんによって出来る水疱(すいほう)とは、皮膚が水分を含み、盛り上がった状態を指します。
透明に盛り上がる水ぶくれです。水疱は軽いやけどなどでもよく見られます。
大きさは様々で、米粒大のものから卵くらいまでと違います。水疱は、水疱疹や水ぶくれともいいます。


膿疱と丘疹についてもお話したいと思います。

膿疱とは、水疱と一緒で、皮膚が水分を含み盛り上がった状態に、膿(うみ)が溜まったものを指します。
手の平や足の裏に出来ることが多く、ひどい場合は手首、足首にも広がります。
水虫のようなものができたり、小さい豆状の小ぶくれや赤い点々ができたりすることもあります。
このような水ぶくれを膿疱症といいます。
膿疱症は2〜3週間で自然と治りますが、再び繰り返す恐れがあります。


丘疹(きゅうしん)とは皮膚が膨らんで小さく盛り上がった部分を指します。
丘疹の多くは赤みを帯び、中には白っぽくなることもあります。
ひっかくと表面の皮膚が破れ、水が出ます。
結節(けっせつ)は丘疹よりも大きく、硬く比較的大きな盛り上がりです。

じんましんで出来る腫瘤や膨疹、びらんについて

じんましんで出来る腫瘤や膨疹についてお話したいと思います。

腫瘤(しゅりゅう)とは、皮膚が膨らんで盛り上がった部分を指し、腫瘍が原因となります。
こぶやはれもののことを言い、できもののことを指します。

腫瘍とは、体の一部の細胞や組織が、病的に増殖したものを言います。
ほとんどの場合は、増殖した細胞が腫れ物作り出します。ただし白血病の場合は腫れることはありません。
腫瘤は基本的に、結節、丘疹よりも大きいのが特徴です。

また、腫瘤は腫瘍と間違われやすいと言われています。
腫瘍の中身は細胞質で細胞が詰まっている物で、悪性なら癌、良性の場合は良性腫瘍となります。

膨疹(ぼうしん)とは皮膚がやや盛り上がった状態になり、薄いピンク色になります。

真皮の上層にしか発生しないのが特徴で、盛り上がった部分は柔らかく、短時間消えてしまいます。
膨疹は、学術的には一過性の浮腫、真皮上層の限局性と定義されています。

びらんとは、膿疱や水疱からよく起こる症状で、皮膚や粘膜の上層の細胞が剥離し、ただれた、じくじくとしたものを指します。

他にびらんと呼べるのは、水ぶくれが潰れ、赤い皮膚が露出することも含まれます。
胃の内部びらんは、胃壁(胃の内側)がはがれることをいい、子宮膣部びらんは、ホルモンの影響などで、膣の奥や、子宮の入り口辺りの赤い粘膜が、膣部表面にはみ出し、その部分がただれたように見える状態を呼びます。
口角びらんは、口を大きく開けると出血したり痛んだりする症状を指し、唇の角の部分に割れ目ができます。
機械的な刺激や細菌の感染で起こりますが、全身疾患の一部として症状が出てくる場合もあります。

このように、びらんは、皮膚がただれて剥がれ落ちる状態のことを指します。

ピロリ菌とじんましんの発症

ピロリ菌はかわいい名前ですが、慢性的に吐き気がしたり、食欲がなかったり、胃が痛かったり、便通が悪かったりする恐ろしい菌です。
それだけではなく、ピロリ菌は胃炎、胃がん、胃潰瘍、の原因であることが明白となっています。

2006年時点では約50%以上の日本人が、ピロリ菌に感染しているとされています。
戦後、衛生状態が悪い時代に生まれ育った人も、高い感染率を示しています。
特に発展途上国では感染率が高く、世界中でピロリ菌感染者は増えています。先進国では感染率が低い傾向があります。

ピロリ菌は、飲み物、食べ物から感染しやすく、衛生状態の悪いところでは、ピロリ菌が繁殖しやすくなっています。
したがってピロリ菌に感染しやすくなるのです。

ピロリ菌は、狭心症や心筋梗塞などの自己免疫疾患、虚血性心疾患、神経疾患などもその一つであり、皮膚疾患もピロリ菌の影響を受けているのです。皮膚疾患にはかゆみ、湿疹が良くありますが、じんましんが発生する場合もあります。

じんましんにはアレルギー性じんましん、温熱じんましん、機械的じんましんなどの種類があります。
病巣に住みつく細菌の毒素などの影響で発症するじんましんは、扁桃腺炎、副鼻腔炎、虫歯が原因とされていました。

しかし、今後じんましんの原因とされる物はピロリ菌も加わります。

ピロリ菌を保有しているじんましんの患者に対し、ピロリ菌の除菌をした結果は、65%〜80%、じんましんの改善が見られたと報告されています。ピロリ菌で胃の不調とじんましんを含めた皮膚の異常がある人は、ピロリ菌の除菌で病気が治る可能性があります。

じんましんの薬と、錠剤について

じんましんの薬の中で、服用することが多い錠剤について、お話したいと思います。

錠剤は全てが成分というわけではなく、錠剤の有効成分は1錠中10mg程になります。
10mgとは、呼吸でも吹き飛んでしまう量になるので、体の中では何の作用も無い乳糖などの物質を混ぜて体積を大きくしています。
それが適切な大きさの錠剤になっているのです。

そして錠剤はいくつかの層に分かれています。
これは単一成分や複数成分を別々に固め、溶け出す時間が層によって変えられる意味を持ちます。

錠剤のように固体化にすることで、粉末状であった刺激臭を封じ込める効果、成分を結晶にしてより安定させる効果、カプセルに流動性の成分を入れる利便性なども、錠剤は兼ね備えています。

錠剤を粉砕してしまうと、溶解時間と異なる時間に成分が溶け出す為、錠剤の持っている効果が薄れます。
また噛んだり、溶かしたりすると、薬の効力を軽減させるので注意して下さい。

水かぬるま湯で決められた時間に錠剤を服用するようにしましょう。

■じんましんで使用する薬(使用法) 外用薬
外用薬は皮膚につけることで効果を上げます。
軟膏やクリーム剤、液剤などがあり、目薬も外用薬になります。

■じんましんで使用する薬(使用法) 注射薬
注射薬は、即効を上げるために使用します。皮下や筋肉、静脈などに直接薬を注入します。点滴の場合、時間をかけて大量の栄養剤や食温水を注入します。

■じんましんで使用する薬(使用法) 内服薬
内服薬とは飲み薬のことを言います。胃や腸でとけて薬が吸収されます。吸収された内服薬は血液中に入り、体内をめぐって薬効を発揮します。

■じんましんで使用する薬(使用法) 坐薬
坐薬は肛門に挿入して効果を上げる薬です。乳幼児の解熱薬や痔の治療薬などによく使われます。

■じんましんで使用する薬(使用法) 吸入薬
吸入薬は、外用薬の一種になります。
吸入器で薬を口中やのどに散布し、喘息やせき、のどの痛みに使われます。インフルエンザの治療などにも使われます。

湿疹とじんましん

湿疹とは、はじめは軽い炎症がかゆみや痛みを感じ赤く腫れる程度ですが、次第に腫れた表面が不均一になり、細菌が感染して化膿する場合もあります。

湿疹の原因や症状について

■脂漏性湿疹とは、皮脂の分解による湿疹のことを言います。
脂の分泌の多い場所は、頭、髪の毛の生え際、小鼻のわき、眉毛、手、腿のつけ根、脇などに境目の明確な赤い面ができます。

■手湿疹とは、洗剤などをよく使用する主婦に多く、指先を中心に発症します。

■太った人にできやすい湿疹は摩擦疹で、この症状は女性の乳房の下など、皮膚がこすれる場所に多発します。

■皮脂欠乏性湿疹は、脂漏性湿疹とは逆に、皮脂が少なすぎるために起こる症状を言います。


湿疹はかゆみを伴い、その赤い面の皮が細かくむけます。
黄色がかった厚いかさぶたが出来ることもあります。


脂漏性湿疹は大人にも発症しますが、赤ちゃんに多い症状です。
赤ちゃんの皮膚は、皮膚の分泌が盛んで、お母さんの胎内にいたときの女性ホルモンの影響を受けています。

そのために、黄色いかさぶたのような湿疹が、頭や髪の毛の生え際にできることがあります。
湿疹はフケのように見えることもあります。脂肪成分の為、お湯だけで落ちないので、石鹸でマッサージするように洗って下さい。
毎日ふやかすようにして行くことで、少しずつ落とすことが出来ます。
大抵はきれいになりますが、せっけんは充分に洗い流すように注意してください。また石鹸は低刺激な石鹸を選ぶようにしてください。

軽い湿疹の場合は、湿疹に効果のあるクリームが市販されているので、治療も可能です。
重度の湿疹の場合は、慢性化しない為にも、専門医に診てもらいましょう。

湿疹はじんましんと似ています。
湿疹はじんましんと同じように、はじめは赤くなりますが、次第に黄色いかさぶたが出来ます。

また、慢性じんましんはそれほど強いかゆみはありませんが、湿疹は慢性化してもかゆみが残りやすくなります。
湿疹でも、じんましんの場合でも、原因を調べ、専門医に診てもらうことが大切です。

アトピー性皮膚炎とじんましん

アトピー性皮膚炎とは、皮膚炎のじんましん、アトピー型気管支喘息、アレルギー性鼻炎などを起こしやすい、かゆみが生じる慢性の皮膚疾患のことをいいます。アレルギー体質の上に、外部刺激が加わって起こるものです。

5歳まで、患者の約80%が発症します。アトピー性皮膚炎は、学童期に自然治癒することが多いとされていますが、近年、成人してからの発症する例も増加しています。

アトピー性皮膚炎の特徴。

■繰り返しかゆみを伴う発疹が出現します。

■顔や首、ひじやひざのくぼみに発疹が現れやすく、全身に広がることもあります。

■アトピー性皮膚炎の症状は、多くが幼児期に現れます。

■遺伝的な要素も関係しています。

■アレルギー性鼻炎、アトピー型気管支喘息、皮膚炎のじんましんなどにかかりやすいとされています。

■赤くなった皮膚をなぞると、後が白くなります。

■強いかゆみを伴い、乾燥して表面が白い粉を吹いたようになります。


じんましんとアトピー性皮膚炎が似ているのは、赤みが帯びて、ブツブツができ、発症箇所を問わない所です。
発症中かゆみがひどく、眠れないこともあります。年齢を重ねることで、改善されることが多いですが、アトピー性皮膚炎の専門的な治療が大切です。

アトピー性皮膚炎の診断は、今までの経過、皮膚の症状、家族歴、血液検査で診断します。

アトピー性皮膚炎の発症箇所が、じんましんと似ていて、関節周りにできやすいとされています。
また、皮膚の症状を悪化させている原因物質もじんましんと同じようにあるのです。

アトピー性皮膚炎は、各種刺激物質により全身に広がる可能性があります。特徴は、皮膚のきめが荒く、ゴワゴワした状態になり、肌が乾燥することが症状によく見られます。アトピー性皮膚炎は、じんましんとは少し異なる症状になります。

アトピー性皮膚炎は、じんましんと区別がつきづらいので、医師と相談しきちんと治療に望むことが大切です。

じんましんとは何か?

じんましんとは、皮膚の浅い層に皮疹(ブツブツや赤み)や大小様々な部分的なむくみ(膨疹)が現われ、その部分が強いかゆみを伴う症状をじんましんと言います。

症状によっては、痛みや感じ方にも違いがあり、焼けるような熱さを感じたり、チクチクとしたりすることもあります。

じんましんは数分から数時間後に徐々に消えてなくなります。
しかし症状によって再発を繰り返すこともあります。発症時間の短いじんましんで、すぐに治まるようなものが急性じんましん。
一方、症状が治まらないまま痒さやしっしんが続くものを慢性じんましんと言います。

じんましんの特徴は、赤みやかゆみだけではなく、症状が激しくなると、次々に新しい膨らみが出没したり、範囲が拡大したりしていきます。
じんましんの大きさは、1〜2mm程度から大きさは様々で、症状によってはじんましんが融合し、体のほとんどが覆われてしまう危険性もあります。形自体には特に意味はないのですが、円形、環状、線形、地図状などの赤みが特徴です。

じんましんだと思っていた症状が、乾燥してカサカサになったり、茶色く跡が残ったりしたら、別の病気と考える必要もあります。
じんましんが出るきっかけはこれと言った特定の物はなく、暖かい部屋から寒い所に移動した時や、寒い外から暖かい部屋に入った時、また下着などの絞めつけが原因で部分的に出るものや、汗をかいて出るもの、決まった時間に出るじんましんなどもあります。

じんましんの種類は、じんましんの出るきっかけによっていくつかに区別され、魚や牛乳などを口にした時にでるじんましんは、アレルギー性じんましんと言えます。またストレスなどが原因であれば、心因性じんましんと言えます。
じんましんの対策は、どんな原因で発症するかを事前に知ることが最良方法と言えるでしょう。

原因がはっきりしていると、原因物質を避けることで、症状はでませんし、数ヶ月から数年の時間が経過すると、じんましんの過敏性は刺激に対して静まる傾向が多くあります。
一方、原因がはっきりしないじんましんの場合は、症状の出現を避けることができず、長期に渡ってじんましんが発症することもあります。じんましんの期間が長くなるにつれ、治るまでの時間もかかってしまいます。

多くの場合は、治療薬を飲んだりすることで、症状は治まります。しかし飲み続ける薬を止めると、症状が元通りになってしまうこともあります。そのため、じんましんの薬は、症状がない状態の時でも長期にわたって薬を飲み続ける必要もあります。
じんましんの発症を少しずつコントロールしていくことで、薬の量を減らすこともできるので、薬を中止できる状態になるまで、医師の指示に従ってきちんと治していきましょう。

現在では、ほとんどのじんましんを治療することが可能になっているので、気になる症状が出た場合は、専門医に見てもらうことが大事ですね。

アレルギー性じんましん

アレルギー性じんましんについてお話したいと思います。

まずはアレルギーの仕組みです。

私達の体内に、異物であるアレルゲンが入ったとき、体はそれに対抗する物質(抗体)を作って、アレルゲンを排除するシステムが体に存在します。このシステムの体の反応を、免疫反応や抗原抗体反応といいます。
この抗原抗体反応が、アレルゲンに機能すれば、生体防御となります。
しかし、生体防御の範囲を超え、過剰に反応した場合にアレルギー反応を起こしてしまうのです。
例えで説明すると、花粉を吸った場合に私達の体は、花粉は悪いものであると過剰に反応し、くしゃみや鼻水が出ます。
これは花粉を追い出そうとしていることから起きるものです。
ある特定の物質を体内に摂取した時、普段とは違う状況、いろいろな病気、症状を起こす人がいます。
このような症状が出る人は、ある特定物質に対してのアレルギー体質になるわけです。

次にアレルギー性についてお話します。

アレルギー性じんましんの中で、最もよく知られているじんましんの原因が食事性アレルゲンです。
食事性アレルゲンには2種類が存在します。
じんましんを誘発するヒスタミンなどの物質が食物に入っていて、アレルギー反応を引き起こす場合と、食物が直接アレルギー反応を引き起こす場合があります。

直接体にアレルギー反応を引き起こす物質が含まれる食品は、以下の通りです。

■卵
■魚類(サンマ、サバ、カニ、マグロ、エビ、貝類など)
■野菜類(トマト、ジャガイモ、キャベツなど)
■肉類(牛肉、豚肉、鶏肉など)
■乳製品(牛乳、鶏卵、チーズなど)
■穀類(小麦、大豆、ソバなど)
■果物(リンゴ、メロンなど)

ヒスタミンなどのじんましんを誘発する物質が含まれる食品は、以下の通りです。

チーズ、セロリ、タケノコ、ほうれんそう、バナナ、チョコレート、赤ワイン、食品添加物。

この中でも、食品添加物である保存料、合成着色料、酸化防止剤などは、じんましんの原因で気付きにくいものです。

これらのじんましんの抗原となる物質は、腸から吸収されます。
腸はスパイスやアルコールを摂取することで吸収が良くなり、じんましんが発生しやすい場合もあるので注意してください。
また体調にも関連し、腸に炎症がある人や、胆石、胃酸過多などの病気を持っていたりする人は、同じ食事でもじんましんを起こしやすいことがあります。

吸入性アレルゲンは、花粉、ペットの毛、綿ぼこり、ハウスダスト、カビ、細菌などを吸入たことで、口や鼻の粘膜に付着し起こります。
他に、抗生物質、アスピリン、結成製剤、サルファ剤、ペニシリンなどの服用や注射、塗布、挿入による薬剤性アレルゲンもあります。
刺咬性アレルゲンはウルシ、ムカデ、ハチ、イソギンチャクなどに刺されたりすることでアレルギーが起こります。

いずれのケースも、予防策はアレルゲンに接触しないことです。
原因が不明の場合は、皮膚科でかゆみなどの薬が処方されることになるので、医師の話をきちんと聞くようにしてください

アレルギー性の遺伝じんましんは、ごく一部を除いて遺伝することもなく、他の人にうつることもありません。
両親が牛乳や卵のアレルギーでも、その子どもがアレルギーになると確定できるものではありません。

アレルギー反応は、生活環境の中で決まっていきます。アレルギー反応は先天性ではなく後天性であるからです。

コリン性じんましんとは

コリン性じんましんとは、発汗刺激で発症するじんましんのことを言います。
運動、毎日の入浴、精神的ストレスによる発汗で起こるじんましんです。
体の変化は、皮膚の赤味とわずかな腫れ、そしてかゆみを伴います。

コリン性じんましんが出来やすい人は、歩いた時に体が少し暖まるだけで背中が急に痛くなり、首から頭に伝わります。
その後腰から尻へ、そして両足にもかゆみが広がり、かゆみと共に痛みを感じることもあります。

コリン性は、汗が原因で。夏の暑い時期などはかなりきついと感じます。
特に外出した時に支障をきたす場合が多く、はじめは肌がピリピリし、次第にかゆみがでます。

悪化することもあれば、悪化せずにたまに出る程度で留まることもあります。

コリン性じんましんの原因と考えられているのは、汗腺を刺激するアセチルコリンという物質です。
そのため、一般的な検査は、直接アセチルコリンを注射する方法や、熱や運動負荷を与え、皮膚の反応をみる方法になります。

コリン性じんましんが起こりやすい人は、体が汗をかくと、かゆみをともなった発疹が出たりします。

発疹を防ぐためにも、汗を発生しにくい生活の環境をつくりましょう。
原因物質が汗なので、汗を避けることがじんましんの予防に繋がります。


以下の症状の人は、コリン性じんましんの可能性が高いと言えます。

■少量の汗でも、発疹が出現し、かゆみがでる。(大きさは1〜2mmと小さい)

■少量の汗でもピリピリとした痛みを訴えることがある。(場合によっては、低血圧、腹痛、下痢を伴うこともある)

■腕に現れやすく、全身に発症するが手には出ない。

■じんましんの発症期間は数分〜30分以内で、数時間で消えることが多い

コリン性じんましんは、10〜30代の青年期に多く見られるのが特徴です。

コリン性じんましんの治療では、汗が原因なので、日常の汗に慣れることが大切です。
週1回、病院にて行う汗の減感作療法や、週2回、ジム通いなどで汗をかくことも効果が期待できます。
また、整体や香蘇散という漢方薬を勧められる場合もあります。

じんましんの症状と発症箇所

じんましんのはじまりは、かゆみと赤いぶつぶつの症状が現れます。
じんましんの多くは、かゆみを伴い、突発的に赤みがかった、みみずばれや、蚊に刺されたようなふくらみ、部分的に大小様々な皮疹が現われます

じんましんの症状には、強いかゆみを感じるものと、症状があるのにかゆみをあまり感じない場合があります。
焼けるような熱さやチクチクとした痛みを感じることもあります。

じんましんのほとんどは、数分から数時間後に消えてなくなります。
しかし、再発を繰り返すこともあるので自分の症状をきちんと覚えておく必要があります。

■発症時間の短いじんましん
急性じんましん

■いつまでも続くじんましん
慢性じんましん


じんましんの中の形状じんましんについて。

形状じんましんは、出来物が増えたり、時間が経つにつれて大きくなったり、癒合して形が変わったりします。
手でかいてしまうと、かゆさが増し、赤い範囲が広がっていきます。

じんましんの特徴。

じんましんは、かゆみや赤みだけではなく、症状が激しい場合には、範囲も拡大し次々と新しい膨らみが出没します。
じんましんの大きさは、1〜2mm程度から手の大きさぐらいと様々で、点状のような小さいものと、大きいものがあります。
じんましんが融合して出来るものは、体のほとんどが覆われてしまう危険性もあります。
また、じんましんの原因で症状が変わることもあります。

じんましんの発症箇所。

じんましんが出来やすい箇所は、太もも、股、おしり、乳房周辺、腹部です。
しかし頭皮、背中、手の甲、足など、体のいたるところにじんましんが発症します。
隠れた箇所にもじんましんが発症し、唇、口の中、のど、胃腸、気道にもできます。

症状はかゆいだけでなく、声がれ、呼吸困難、腹痛、胃腸障害、呼吸障害なども引き起こします。

場合によっては目にできるケースもあります。目の粘膜にできるじんましんは大きくなりやすく、目がふさがってしまう場合もあります。唇にできるじんましんは夏に発症することが多いでしょう。

心因性じんましんとは

心因性じんましんとは、現代社会におけるストレスなどの心の病が原因で発症するじんましんのことを言います。

心因性じんましんは、ストレスを感じる度に発疹が出現します。ストレスを感じた時にかゆみが出た場合は、心因性じんましんの可能性が高いと言えるでしょう。

じんましんとは食物や物理的刺激で起こると言う認識があるために、ストレスが影響で起きていると判別するのが難しいかもしれません。
自分では自覚していないストレス状態、家庭や職場での環境の変化を境に、じんましんが現れるようになります。

じんましんはそのままの状態で、症状が悪化することもあります。逆にたまに出る程度で留まることもあります。

心因性じんましんは、精神的なショックを体験したり、急激な環境の変化などで不安になったりと、対処していく力がおよばずに不安や抑うつ、無気力、そして引きこもりといったような精神的症状の時に起こりやすいと言われています。

心因性の症状は、躁うつ病、神経症、心身症に分類されます。

心身症に分類される症状は以下の通りです。

■ヒステリー、ストレス、てんかん、自律神経失調症など

心身症は精神的な面で影響され、情緒不安定な人や内向的な人に起こりやすいので、心と体の両面から治療することが必要と言えるでしょう。ストレスに関係する心因性じんましんは、一定の限度を超えると様々な病気の原因になります。

じんましんの他に、体の異常が見つからない場合は、過度のストレスに対する体からの信号と受け止めるようにしましょう。
心因性じんましんの治療は、一般的なじんましんの治療とは少し違ってきます。

精神的負担を軽減させ、ストレスをなくす治療が主になるでしょう。
原因物質が精神的負担精神的負担を避けることがとわかっている場合は、心因性じんましんの治療、そして予防にもなります。

配偶者の死や離婚、夫婦別居生活、入学や卒業、退職、クリスマスなどのイベントもストレスに感じてしまうのです。

専門の医師と相談して、しっかりと治療に望むことが大切です。

病巣感染によるじんましん

病巣感染によるじんましんとは、病気を持っている方に起こるじんましんです。
症状は皮膚の赤味、かゆみ、わずかな腫れが伴います。

病巣感染とは、バイ菌による感染症の病気で、その箇所とは関係ない離れた箇所に障害が起こることです。
この病巣感染の原因は60%が扁桃腺炎と言われています。
30%が歯の病気そしてそれ以外の病気が10パーセントと言われています。

よく発病する例は、虫歯、扁桃腺炎、副鼻腔炎などが挙げられ、それに伴い、かゆみ、湿疹、じんましんが発生する場合があります。

病巣を持っている人が、食事をしたり、物理的刺激を受けないのに、かゆみが出たり発疹が出現した場合は病巣感染によるじんましんの可能性が高いと言えるでしょう。

原因が病巣感染によるじんましんの治療は、抗アレルギー剤や、抗ヒスタミン剤という種類の薬でも、一時的な治療にしかなりません。
病巣感染によるじんましんの治療は、病巣感染をまずは治すことを心がけて下さい。

次に病巣についてお話したいと思います。
病巣とは、細菌が慢性的に存在し、軽い炎症を起こしている箇所を指します。
この病巣自体は、病的症状をあまり感じることがなく、わずかな違和感を、感じる程度です
病巣感染は病巣とは、全く関係なさそうな臓器に障害が現れ、二次的な病気が起こってしまうことを言います。


■病巣感染が起こる理由

■病巣から、細菌が血管を通って他の部位に感染する

■細菌の毒素が血管を通り体内に沈着する。そして感染防御反応が衰える。

■抗体によるアレルギーが起こる(細菌、毒素、細菌の死骸、代謝産物)


■体の一部の感染病巣の存在により、被害を受けてしまう臓器

心臓、肺、皮膚、腎臓、胃など(胎児にも多い症状)

その二次疾患がじんましんです。他にも腎疾患やリウマチ性疾患、皮膚疾患、胃潰瘍、循環器障害、胃癌、早産、低体重児出産、などがあります。

初期症状で一時的なじんましんが発生しているケースもるので、必ずしも病巣を完治しなければ、じんましんが治らないという訳ではありません。

妊娠中のじんましんの薬

妊娠中のじんましんの薬についてお話します。
妊娠早期の内服、抗ヒスタミン剤(抗アレルギー剤を含む)は注意が必要となります。
妊娠中であれば、抗ヒスタミン剤などの内服は避けるようにしてください。
どうしても内服が必要な場合もありますが、医師と十分相談するようにしてください。比較的安全だろうと言われているお薬は、 マレイン酸クロルフェニラミンです。


■質問 じんましんの薬、妊娠時服用して大丈夫?

私は以前から、じんましんで困っています。初期は食べ物で急性じんましんにかかりました。
その後も年2回はじんましんの症状が出ていたので、皮膚科の薬を飲み回復しました。
しかし3、4年前から慢性的にじんましんが出るようになりました。通院して1、2年間は薬を飲みましたが、完治していません。
妊娠した場合は、薬を続けても大丈夫でしょうか。


■回答
慢性じんましんは、体中の皮膚が虫刺さされのように、腫れて、1カ月以上かゆい症状が続く場合をいいます
慢性じんましんの方の80%が、一般的な検査をしても異常がないとされ、原因がわからないことが多いです。
そのために、数カ月から数年、じんましんは出没を繰り返し、慢性難治性じんましんは治療が難しいのです。

最近、原因不明のじんましんの中に、自己免疫性じんましんという、症状が見つかりました。
これは、血液中に肥満細胞を刺激する自己抗体をもち、じんましんを起こす特殊なタイプがあることが分かりました。

また、頑固なじんましんの背景には、慢性疾患が隠れていることがあります。皮膚科専門医で、じんましん以外の症状がないか診てもらう必要があります。生活環境が変わり、ストレスが引き金になってじんましんが発症することもあります。自律神経のリズムの乱れや、心理的要因が免疫力を低下させ、過敏反応を起こしやすくします。

じんましんの治療は、抗アレルギー剤の内服が主体ですが、種類も様々です。
内服をして、じんましんを抑制できる薬が見つかれば、内服を続けます。1カ月以上症状が現れなかった場合は、薬を徐々に減量していきます。じんましんは、生体の過敏反応の一つなので、数カ月から数年でほとんどの人は、症状が治まります。

妊娠中の人に、100%安全な内服薬は残念ながらありません。
しかし妊娠の時期によって、内服が可能な場合もあります。産婦人科医と皮膚科医によく相談し、治療してください。

慢性じんましんは、一時的な体の反応なので、自分の生活を見直し、規則正しい生活を心がけるようにしてみて下さい。

じんましんと、頭部にできる皮膚疾患

コリン性じんましんは、発汗刺激で発症するじんましんなので、頭部にもじんましんができます。

運動、入浴、ストレスによる発汗で起こるじんましんは、かゆみ、皮膚の赤味、わずかな腫れを伴います。
じんましんができやすい人は、体が暖まるだけで背中が急に痛くなり、首から頭に伝わり全身に広がります

じんましんの他に、頭部にできる皮膚疾患は、どのような症状があるのでしょうか。

■頭部にできる皮膚疾患 円形脱毛症

円形脱毛症の発生箇所は、頭部の頭皮部分になります。
この症状は、毛髪が円形に抜け落ちます。軽症なものは10円玉1つ分程度で、2ヶ月程で治癒します。
円形脱毛症はじんましんと違って、痛みやかゆみがないため、自分では気づきにくい症状です。

円形の原因は、甲状腺などのホルモン異常、自律神経不安定、アレルギーなどがあります。
しかし円形脱毛症は、自己免疫疾患が一番の原因とされています。毛乳頭にある毛母細胞をリンパ球が攻撃することで、髪が抜け落ちてしまうのです。攻撃の原因に、現代社会のストレスが関係しているといわれています。

■頭部にできる皮膚疾患はげ(脱毛症)

脱毛症の発生箇所は、髪の毛です。はげも原因によって、種別することができ、老人性脱毛症は、毛根の老化によって、毛が抜け落ちることをいいます。人間が避けることのできない老化現象の一つです。男性型脱毛症(若はげ)は、頭頂部から前頭部にかけて髪の毛が細く、柔らかくなって抜け落ちます。若い男性に多い症状です。
粃糠性脱毛症とは、ふけが原因で毛穴が詰まり脱毛します。病的なものでなければ、洗髪しないのが原因なので、清潔にすることで改善されます。ふけとは、頭の皮膚の角質層が自然にはがれ落ちたものを言います。
ただし、髪の生えぎわが赤くなったり、ふけが急に多くなったりした場合、頭部白癬や乾癬の疑いもあります。
専門医の診察を受けるようにしてください。
洗髪回数は、1日1回、または1日おきが適当です。洗いすぎは逆効果なので、注意してください。

じんましんの合併症、血管神経性浮腫とは

じんましんの合併症についてお話したいとおもいます。
じんましんの合併症には、血管神経性浮腫が挙げられます。

血管神経性浮腫とは、皮下組織、皮膚の真皮深層、粘膜下組織に生ずるむくみです。
クインケ浮腫とも言われ、じんましんと合併して出現することが多いとされています。

血管神経性浮腫は発生頻度の高い症状で、じんましん患者の半数近くにみられると言われています。年齢は男性、女性の30〜40代に多いと言われ、気道に生じた場合、生命に危険を及ぼす呼吸困難になることもあります。

血管神経性浮腫の主な症状は、まぶたや唇などに、直径数センチのむくみがふいに現れます。
数時間から、長くても3日ほどでむくみは消えますが、血管神経性浮腫は再発を繰り返します。

通常はかゆみや痛みなどはなく、表面には張りがあり、押さえても引っ込まず、数は1度に数個程度です。
むくみの出る場所は、胃や喉の粘膜がむくむこともあり一定ではありません。

胃の場合は、腹痛や嘔吐、下痢などを起こすことがあります。
のどの場合は呼吸困難を起こすことがあり危険です。

原因は、なぜ起こるのか、詳しいことはわかっていませんが、血管神経の異常が原因とされています。

治療法は、変調療法といって、自律神経の働きが関与している場合、自律神経を調整する治療を行います。
減感作療法は、アレルギーが関与していると思われる場合に行い、アレルギーの元になっているものに、からだを少しずつ慣らしていく治療法です。

色素性蕁麻疹(じんましん)の症状

じんましんには、様々な種類がありますが、色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)の症状についてお話したいと思います。
色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)とは、褐色調の色素斑です。
擦ると皮膚は赤くみみず腫れを起こし痒さを伴います。

色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)の治療は、幼児型の場合、成年までに治癒する場合が多くなります。
成人型は難治性になります。原因は不明ですが、虫刺さされのアレルギー、母斑説、腫瘍の一つ、薬剤アレルギー、新陳代謝障害説などがあります色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)が出来る場所は、主に頚部、胸部、背部、腹部で、爪甲大までの結節(しこり)や褐色斑が多発します。特徴は、急にかゆみが発生し膨疹(みみずばれ)ができます。また、骨の異常やリンパ腺の腫れ、肝臓、脾臓の腫れを伴うことがあります。
摩擦や入浴をしたことで、膨疹、悪心、かゆみ、嘔吐、呼吸困難、頭痛、腹痛、けいれん、意識喪失、ショック症状などが現れることがあるので注意が必要です。

普通のじんましんと違うところは、色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)は決まった場所で繰り返します。
症状も個人差があり、全身に数個の症状の人もいれば、無数に存在する人もいます。
診断確定には生検が必要です。生検とは、皮膚を一部切除して病理検査をすることを言います。治療は普通のじんましんと同じ治療になります。 専門の皮膚科できちんとした治療を受け、自分の症状を知り、じんましんを治して行くことが大切です。

出産後のじんましんの発症

出産後にじんましんで悩む方が多くいらっしゃいます。
産後のじんましんの原因は様々で、原因不明の場合も多いのが現状です。

じんましんとは、体調を崩した後や、精神的ストレス、過労、睡眠不足などでも症状が現れます。
産後に発症したじんましんの原因は、この理由が考えられるのではないでしょうか。体の免疫力、そして自浄能力が落ちたと考えられます。
産後のからだに起きるトラブルは、じんましんだけではありません。
出産直後から半年間、体に様々な症状がみられます。
一つは、目の疲れです。視力が低下、かすみ目などになることがあります。
とくに母乳育児の場合、腎臓は体外に出す物と、体内に循環させる物を分ける働きをします。これは産まれたばかりの赤ちゃんに、毒素がいかないように腎臓がフル回転するのです。

目と腎臓はつながっています。
夜間の授乳、睡眠不足、出産による疲労などが重り、目の疲れとして表れます。これは一時的なものなので、疲労が回復することで、元に戻ります。

次に、抜け毛です。
産後半年くらいから、前頭部の抜け毛が出てきます。しかし抜け毛も一時的なもので、1年くらいで元に戻ります
赤ちゃんの成長と共に、出母乳の質も変わります。赤ちゃんの歯が生える頃、お母さんの体も一段落し、リセットするように髪も抜けます。
そして産後は、便秘や痔にも悩まされます。
母乳に水分をとられることで、便秘になることが多く、授乳中はのどが渇きます。
水分補給をこまめにするようにしましょう。またいきみが多かったお産は、痔になることがあります。

他に、産後のうつ症状、乳腺炎にもなりやすくなります。
ホルモンのバランスが急激に変化し、環境の変化によるストレスが生じやすく、抑うつ状態を引き起こす原因とされています。
乳腺炎は、産後の母乳のトラブルで起きます。
頭痛、貧血、肩こり、腰痛、肌荒れ、腱鞘炎、尿漏れ、そしてじんましんなど、産後は様々な症状が起こりますが、まずは体をゆっくり休めて、ストレスをためないようにリラックスすることが大切です。

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